圧倒的な努力によってどこまで自分は変われるのか？を容赦なく持ち込んだ稲葉ソロ世界の功績 （佐伯明）
2016年3月26日(土)
エンタメステーション
稲葉浩志ソロツアー2016をめぐる考察 稲葉浩志、己の世界。そしてその功績とは？（2016/3/6 日本武道館 など）
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才能と運だけで回っているような音楽の世界に、圧倒的な努力によってどこまで自分は変われるのか？を容赦なく持ち込んだ稲葉ソロ世界の功績は、とてつもなく大きい。
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佐伯明のJourney Through
The Music
遂に完成せり その1
“師音”として轟いた
稲葉浩志の「羽」
～“ライセンスなき
Teacher’s Sound”～
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遂に完成せり その2
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かつて、B’zの“LIVE-GYM Pleasure 2000-juice-”の8月の千葉マリンスタジアム（当時の呼称）で落雷が発生した際、稲葉さんは「僕の言うことを聞いてもらわないと困ります！」と怒号に近い声で言い放った。
落雷で、負傷した人が出たことにより、さらに多くの負傷者が出ることを懸念して「あと、2曲演って終わります」と稲葉さんはMCしたのだが、オーディエンスの中には「なんで、あと2曲で終わるんだよ！？」と感じた人も、多いことだっただろう。客席からは、ブーイングが発生した。
そこで出た「僕の言うことを聞いてもらわないと困ります！」だ。
一瞬にして35000人のファンが無言になり、叩きつける大粒の雨音だけが、僕のポンチョを通して響いたことが思い出される。
結論としては、こうだ…
「稲葉浩志は“ライセンスなき師”なのだ」と。
師とは、間違いなく、限界的場面を含む多くの場面で人心を束ねることができる人であろう。僕も「師とは何か？」と問われたなら、そう答えたい。
自分史をきちんと束ねることができる人は、人心を束ねることができる人でもある。稲葉さんを見ていると、そう感じずにはいられない。
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稲葉浩志enIII/稀代のフロントマンが放出するケタ違いのエネルギー まさにミッキーマウスのようだったBARKS
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【ナタリー】「生きる力をもらいました」稲葉浩志“enIII”武道館公演 大団円で終幕／2016/3/6 enIII千秋楽
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