TAKURO インストってどうやって書くんですか 松本 B’zと変わらない TAKURO 言っている意味が分かりません

2016年11月9日(水)


☆松本さん♪素晴らしい後輩に慕われて、頼られて、尊敬されて幸せですね♪


GLAY Official Site
TAKURO 12月14日(水)1stソロインストアルバム「Journey without a map」発売。本日、11月9日(水)にJ-WAVE「BEAT PLANET」の番組内にてアルバムリードトラック「Guess Who」の音源がラジオ初オンエア
http://www.glay.co.jp/news/detail.php?id=2245

TAKUROロングインタビュー
http://glay.co.jp/takuro_jwam/

(記事より抜粋)

TAKUROさん
デヴィッド・ギルモアアルバート・ホールでやったライブを収録した『Remember That Night』というDVDを見ようということになって。もちろん俺はピンク・フロイドやギルモアは聴いていたけど、佇まいとかはあまり見たことがなくて。ほぼ初めてという状態で見たら、とにかく素晴らしくて、もう1曲目から最後の曲まで見入ってしまった。派手なフレーズを弾いたりするわけじゃないけど、とにかく1音1音が素晴らしくて。その時の俺は酔っていたし、音は良いし、プレイは良いしで、自分はこういうギタリストになりたいと強く思った。こういう音を聴かせるギター・アルバムを作りたいとも思ったし。

それからしばらくして松本(孝弘)さんと会った時に、「俺は将来的には、ああいうカッコいいオヤジになるんだ」という話をしたら、「今やれ!」と言われて(笑)。そこで、本格的にやろうという気持ちになった。

――先輩が良い形で背中を押してくれましたね。

TAKURO
本当に、そう。SUGIZOさんとギルモアのライブを見たことと、松本さんと話したことで決心がついたから、奇しくも自分が敬愛するギタリスト2人が、ソロ・アルバムを作るきっかけになったんだよね。――


TAKURO
そう。それから1ヶ月半でほぼ全曲書いて、すぐにデモを作って…という感じだった。

――早いですね! 今回の『Journey without a map』はギター・インストゥルメンタルですが、曲の作り方はGLAYなどの時と同じでしたか?

TAKURO
それは、松本さんに、ずっと聞いていた。インストって、どうやって書くんですかって。だけど、松本さんの答えはいつも同じで、B’zと変わらないと言うんだよね。言っている意味が分かりません…みたいな(笑)。

俺はGLAYの時と同じ感覚では作れなくて、最初の10日くらいは、どうしたら良いんだろうと思っていた。

松本さんがアニメの『ブラックジャック』のために書いた「THE THEME OF B.J.」という曲が大好きなんだけど、あの曲は実にギター的で、かつオーケストラにしても合う。ギターで弾くと、すごくせつない気持ちになるし。だから、そういうことをイメージすると良いのかなと思ったりしたね。――

―― 話を『Journey without a map』の制作に戻しますが、松本さんにはアルバム作りの最初の段階から関わってもらったのでしょうか?

TAKURO
うん。「やりなよと言うということは、手伝うという意味ですよ、久保家では」と松本さんに言ったら、「はぁ?」みたいな顔になったけど、「いや、マジマジ」といって(笑)。「じゃあ、手伝うよ」と言ってくれたので、「松本さん、ブレインでお願いします」ってお願いしてね(笑)。

だから、今回バーミリオンさんには、ものすごくお世話になりました。うちから出した人間は、1人くらいだったから(笑)。参加ミュージシャンとかレコーディング・スタジオ、エンジニアといった面でも松本さんの人脈もフル活用させてもらったし。

「みんな、俺が見つけてきた人なのに」と言いながら、松本さんはいろんな人を紹介してくれて。彼の人としての器の大きさを実感したね。でも、一緒にやるとなったら、松本さんはすごく厳しかったよ。

それじゃあといってデモテープを持っていくと、もう普段の和やかムードはゼロで。スイッチ入ると、ものすごくオーラを出すなと毎回思ってた。こっちは、もう正座の勢いですよ(笑)。

松本さんはめっちゃ険しい顔で俺のデモテープを聴きながら1音ずつ追っていって、ここは音がぶつかっているかもしれないから要チェックとか、これだと尺が長過ぎるとか言って。でも、「俺はそう思うけど、最後に決めるのはお前だ」と言うんだよね。良い突き放し方するなぁ…という(笑)。

――でも、それだけ真剣に取り組んでくれた証といえますね。

TAKURO
そう。あの姿勢は、本当に素晴らしかった。今まで、バンドとしていろんな人にご指導、ご鞭撻を頂いたけど、今回は松本さんにギタリストとして本当に良い方向に導いてもらった。

松本さんの中では、デモを聴いた段階で俺が作るメロディーや俺の力量とかを踏まえて、それぞれの曲が完成した時の風景が見えたみたいなんだよね。それで、できる限りそれと同じ風景が描けるようにしてくれた。

ただね、最初に松本さんに言ったんだよね。俺はこの手のことに関しては本当にもう1年生も1年生で、申し訳ないけど、今の俺は’94年のデビューの時みたいな気持ちですと。

俺が今できることは死に物狂いでやるので、本当の意味でのプロデュース……当時の佐久間さんがGLAYにしてくれたみたいなことをして欲しいんですと。

そうしたら、松本さんは言ってることはよく分かるから、そうしようと言ってくれて。

それで、この手のピアノに関してはすごく上手なヤツがいるからみたいな感じで、ロスのミュージシャン達も含めて、プレイヤーのコーディネイトもしてくれた。

ただ、デモの段階でケンさんや永井さんが手掛けたアレンジは絶賛していて、結局永井さんのドラムに関しては、ほぼデモのテイクを使ってて。

松本さんが、このドラムがおまえのメロディーを一番理解しているから、これで良いと言ったものは全部残した。

――永井さん、さすがですね。

TAKURO
本当に。ついでにその時に「ギターは?」って聞いたら、全部録り直しと言われたよ(笑)。――

――な、なるほど(笑)――

TAKURO
レコーディング前から、「流転」は一番キャッチーだから、これは大事にやっていこうという話をしていて。

「Northern Life」も最初は「流転」のようなアレンジだったんだけれども、松本さんから綺麗にボツを頂きまして(笑)。

ションボリして、ロスから2月の寒い東京に帰るという(笑)。でも、私はどうしても「Northern Life」という曲が好きでまたアレンジして、こっそりまたデモに紛れ込ませ(笑)。そうしたら今度は審査を通りまして、めでたくレコーディングできました(笑)。

――作戦勝ちですね(笑)。それに、「流転」と「Northern Life」はテイストが全く違っていますから、松本さんが気づかなかったことも分かります。かなり大幅に、リ・アレンジされたんですね。

TAKURO
したね。16ビートだったのを、3拍子に変えたりしたから。「Northern Life」は気に入っている曲なのに、なかなか自分の頭の中のイメージが形にならなくて、ちょっと苦労したかな。そういう意味では、印象深い1曲だね。――


TAKURO
「Guess Who」は元々“モンク”という仮タイトルにしていた曲で、俺はセロニアス・モンクというジャズ・ピアニストが大好きで。すごい奇人変人なんだけど、変人でいながらピアノの天才であり、インテリという人だという。その人が作ったいくつかの曲に影響されて作ったのが「Guess Who」で、この曲ができた時は“やった!”と思った。

Journey without a map』にはGLAYTAKUROからイメージする曲が沢山入っているけれども、俺が今回一番やりたかった方向はこれだなと思って。自分を今一番励ましてくれる、背中を押してくれるのは多分この曲だなと。

だから、演奏にも相当気合を入れた。ただ、この曲のギター・ソロのあちこちのセンスが良いアレンジは松本さん。

ここのバックのコードはメチャクチャおいしいから、ペンタトニックじゃなくて、もっと良いフレージングを明日までに考えてこいと言われて、“マジか?”みたいな(笑)。

それで、考えていったけど、2人で違うよなということになって。松本さんにちょっと模範演奏を、とお願いしたらすごく良いフレーズを弾いて。それを俺がコピーして、また次の日に弾いたという(笑)。

――最初から弾いてみせずに、自分で考えなさいという辺りは松本さんらしい気がします。

TAKURO
最初はね。でも、だんだん進むにつれ自ら素晴らしいフレーズをバンバン出してきてくるようになって。「たとえば、こういうのどうかな?」といって弾いて、俺が一言「それしかねぇ!」みたいな(笑)。結構アイディアを頂戴しました。

――とはいえ、ギタリストとしてのスキルがなければ、松本さんが示したフレーズは弾けませんよね。――


――アルバムのタイトル曲であり、唯一TAKUROさんの歌声が入っている「Journey without a map」も聴き逃せない1曲です。

TAKURO
これは冒頭に言ったように、ギルモアのライブDVDを観て、刺激を受けて作った曲。ギルモアが一生かけて作り上げたようなトーンで弾ける曲が欲しいなと思って作ったし、イントロのギターとかはそれを目指して弾いたよ。

松本さんに、自分はギルモアみたいなギタリストになりたいんだということを話したら、「お前の目指すところは間違ってないと思う。だけど、相当高い目標だけどね、それは」って言われた(笑)。

でも、今では松本さんの言葉の意味が、1年前よりもよく分かる。昨日も『Remember That Night』を観たけど、やっぱりギルモアは素晴らしいから。――


――そういう想いを込めて弾くことで、「Journey without a map」はどんどん深みを増していくでしょうね。それに、そういう話を聞くと、ソロ活動を今回限りのものにせず、継続して欲しいなと強く思います。

TAKURO
そういう気持ちは、もちろんあるよ。だから、今はスタッフに松本さんのスケジュールをチェックしてるよ(笑)。「B’zの次の周年は、いつでしたっけ?」みたいな(笑)。

――あ、あのぉ……。ということは、常にソロは松本さんとタッグを組むと?

TAKURO
うん(笑)。いや、松本さんと一緒に音楽を創るのはすごく楽しいんです。ギターの勉強になるというのもあるけど、ロスでセッションして、その後飲みにいって、音楽談議に花を咲かせて…というのが楽しくて仕方ない。

気が合うというには大先輩過ぎるけど、出会ってから20年近く良い付き合いをさせてもらっていて。「母さん、僕は東京で、とても良い友達ができました。とても親切で、優しい兄貴です」みたいなね(笑)。

俺にとって松本さんはそういう存在だから、一緒にいろんな時代や、いろんな風景、いろんな音を分け合いたいなと思っているんだよね。――

TAKURO
ソロに関しては、インプロビゼーションやアドリブを織り交ぜられる自由度の高さに魅力を感じているから、今回のツアーもそういうものを織り交ぜたライブをすると思う。

ただ、松本さんに、とはいえ1時間半くらいで充分と言われた(笑)。

でも、たしかにショーというのは適切な時間の中で完結して、オーディンエスを満足させるものであるべきだよね。だから、ダラダラやらずに、『Journey without a map』の世界をキッチリ表現しながら、過度にならない程度に自由度を活かしたライブにしようと思ってる。


松本孝弘 TAKURO氏(GLAY)ソロ1stインストアルバム「Journey without a map」プロデュース 2016/12/14発売
http://blogs.yahoo.co.jp/mabshii_diamond/65886782.html
http://blog.livedoor.jp/action_076-superlovesong07/archives/1061332323.html

B’z松本孝弘氏をプロデューサーに迎え入れ、TAKURO 初ソロ「Journey without a map」2016/12/14(水)発売
http://blogs.yahoo.co.jp/mabshii_diamond/65886512.html
http://blog.livedoor.jp/action_076-superlovesong07/archives/1061327542.html

B’z 松本孝弘プロデュース GLAYTAKURO 1stソロインストアルバム アートワーク解禁!TV LIFE/ほか
http://blogs.yahoo.co.jp/mabshii_diamond/65924961.html
http://blog.livedoor.jp/action_076-superlovesong07/archives/1062138118.html